※製作のご依頼はお問い合わせフォームよりご連絡いただけましたら幸いです。
当店でハンドメイドで製作した、カリンバ(親指ピアノ)です。
金星の公転周期のオクターブになるように調律しました。
(金星が太陽の周りを1周する周期とカリンバの音がドレミの低いドと高いドの関係)
そしてA221.23Hz、A・B・C#・E・Gで、純正律に調律しました。
この音階はタンザニアのゴゴ族の音階だそうです。
ペンタトニックというどの音を弾いても間違えにならない音を選んでいるので、自由に適当に弾いても音楽らしくなります♪
※製作過程
今回はギターっぽい作り方にしました。材もギター用のものです。
表板スプルース、裏板・サイドはマホガニーです。
まずは、サイドの材を切り出して・・・
ライニング(補強材)を接着。
箱状にするため、四面すべてにライニング(補強材)を接着します。
接着面を直角・平面にして、四角く接着。
切り出しておいた裏板に、音を変化させる穴を空けておいて接着。
表板にサウンドホール(音が出てくる穴)を空けて乗せると、箱になってちょっとカリンバっぽくなりました♪
表板の内側に付ける木や弦が乗る木も切り出しておきます。
金属パーツも切り出しておきます。弦が乗るブリッジ、弦を押さえる棒、それを内側で支える棒。
ブリッジが倒れないように支える部品を同じ長さに切り出します。
表板に穴を空け、そこへ差し込みます。
穴は2段になるように空けているので、裏側はピッタリ平らになります。
そこへブリッジプレートを接着。
ブリッジプレートは端に行くほど薄くしてあります。弦を支えるパーツを付ける穴も空けておきます。
ブレーシング(音を走らせ補強にもなる木)を接着・加工。
外側には、弦が乗る木を接着・加工。
弦を押さえる金属棒を留める針金を穴にさして用意。
弦も長さに切り出して、弾きやすいように先端を曲げ、角は丸く加工。
弦を両端と真ん中で仮止めして・・・
内側から針金をねじり固定。金属棒が補強・保護してくれます。
そして、いよいよ表板を裏板・サイドと接着。
やっと箱になりました♪すべての角を丸くして、細かい紙ヤスリを全体にかけて塗装の準備。
塗装1回目。白っぽかった木が艶やかになりました。24時間乾燥します。
塗装2回目。より艶やかに良い色合いになりました。さらに24時間乾燥。
仕上げにワックスを塗り、48時間乾燥させます。裏板も良い色♪
そして、弦を取り付けて、調律して・・・
ついに完成です☆
このカリンバを演奏して、金星と宇宙の周期との調和を感じていただけましたら、そして気に入っていただけましたらとても嬉しいです。
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